耳と心の119

マンション騒音のデジタルシェルター

『晒しものになりました』

『晒しものになりました』



こんにちは、黒玉葱です。

 

密かにここ3日間連休を

楽しんでおりました。

 

とはいえ、小さくしか

外には出れません。

 

日用品の買い出し、

物販の発送などです。

 

あとは、古本市場

向かいました。

 

恥ずかしながら、

GEOやTSUTAYAには

行ったことがあるのですが、

古本市場は初めての

経験になります。

 

小さな書店並みに古本が

戸棚に敷き詰められれ、

 

格安な値段で本が

売られていたのには

感動しました。

 

ヤフオクの本コーナーが

リアルになったみたいです。

 

必要な本は足りているので

購入はしませんでしたが、

ここに足を運ぶのもありだな、

そう思えました。

 

また、あるコーナーで

恥ずかしい思いをしました。

 

フィギュアのコーナーです。

 

なぜか、誰も見ていないのに

やましい気持ちになりました。

 

破廉恥なフィギュアでは

決してないのですが

なぜか、変な先入観があったようです。

 

「こんな趣味を持っているんだ」、

「大人なのにフィギュア...」

 

私の中でこんな感情がありました。

 

今はトレンドで、大人から

子供までフィギュアを購入

するのは普通です。

 

他人が趣味を持つ分はいいのですが、

自分の中で、どこかブレーキが

あるみたいです。

 

恐らくそれは、

 

「他人にどう思われるのか」

 

が、ひどく気になる、そんな

理由からだと思います。

 

これに似た経験があります。

 

ハイブランドのお店です。

 

ヴィトン、グッチなど

そのたぐいのお店です。

 

服がダサい、

髪型がダサい、

お金持ちではない、

 

そんな劣等感がある故、

堂々と入りにくいです。

 

なので、店員に見られると、

変に被害妄想になり、

逃げたくなります。

 

私の中では

 

ハイブランド=成功者』

 

という変な価値観が

出来上がっているようです。

 

上記の方程式は何かの

洗脳だと思いますが、

恥ずかしい気持ちに

なるのは事実です。

 

フィギュアの趣味も

ハイブランドの収集も

ありません。

 

が、

 

そんな趣味を持ちたい、

そんな高級品を持ちたい、

と思っているのかもしれません。

 

もっというと、

 

そんな趣味の店、

そんな高級品の店に、

堂々と入っている人、

 

つまり、

 

『自分の咆哮に素直な人』

 

が羨ましいのだと思いました。

 

なぜか、これを書いていて

涙が出てきました。

 

何かしらの深い部分に

触れたのかもしれません。

 

私が私を縛っているもの

が少し見えたような気分です。

 

自分に『自由』を与えない理由...

 

それを得てしまうと、

 

酷いことになる、

辛いことになる、

恥ずかしいことになる

傷ついてしまう、

 

からだと思います。

 

そうやって自我が自分を

守ってくれている。

 

そう思うと、自我に対して

感謝の気持ちが湧いてきました。

 

自分に対して、優しい言葉が

かけられそうです。

 

たかが古本屋の出来事でしたが

深い深い気づきとなりました。

 

グダグダの文章になってしまい

ましたが、今回も最後まで読んでいただき、

誠にありがとうございました。

 

黒玉葱13.3号